わたしは冬季うつで半年寝込んだことがあります。
OD して2回、精神病院に入院していますが、2回とも冬の年明けでした。
冬季うつで半年寝込んだ翌年の2012 - 2013年にマレーシアの首都クアラルンプールへ、療養のため移住していました。
なぜ、マレーシアで冬期うつの療養か?
それは、首都・クアラルンプールは、およそ北緯4度と赤道に近いため、常夏なのです。
冬の苦手なわたしには、もってこいの場所です。
日本よりも物価水準が低く、1/2 - 1/3 の感覚です。
英語が一般的に通用するので、現地の言語を一から覚える必要もなく、意思疎通が可能なのです。
肝心の収入ですが、わたしは障害年金を、当時の妻はクアラルンプールで職を探すということにしました。
障害年金は、マレーシアに在住していても、日本にいるときと同じようにもらえます。
マレーシアへ移住する前に「ねんきんダイヤル」で、確認したところ、海外に在住している間は、年1回「現況届」を出せば、そのまま障害年金をもらえるとのことでした。
・海外居住で現況届を提出される方(日本年金機構)
いちいち帰国して主治医の診断書をもらう必要がないわけです。
長期滞在となりますので、ビザはどうしたのか?
当面は「観光目的」ということで、ビザなしの滞在(90日以内の滞在可能)でマレーシアに入国しました。
その後、当時の妻が2年間有効の就労ビザを、わたしが配偶者ビザを取るということで予定していました。
ところが、2012年11月下旬。
当時の妻とクアラルンプール在住中に離婚ということになりました。
当然のことながら、劇うつになりました。
冬期うつどころではない、落ち込みです。
常夏なのに、外出はもちろん、シャワーを浴びる気力すらなかったです。
常夏のマレーシアにいたためか、劇うつからは10日間で、立ち直れました。
その後、冬期うつで精神的に落ち込むこともなく、過ごしていました。
2012年10月1日にマレーシアへ入国して90日までしか、ビザなしで滞在できないため、12月中にはいったん日本へ帰国するか、どこか第3国へ出国しないといけません。
そこで、日本から遊びに来た古くからの友人 Y といっしょにシンガポールへ2泊3日で行ったのでした。
2013年3月下旬にまたもや在留期限が来ます。
もうこれ以上のクアラルンプール在住は無理と判断し、大阪への転入届などのために、3月上旬にいったん日本に一時帰国しました。
役所関係の手続きを済ませて、クアラルンプールの自宅に戻り、次は大阪へ戻る海外引越の準備です。
4月下旬に大阪へ LCC の AirAsia X で戻ってきたのでした。
《まとめ》
離婚による激うつが2012年11月下旬から約10日間ありましたが、それ以外は、順調に11月から2月の日本が厳しい寒さの時期を過ごすことができました。
移住の効果はあると思います。
ついでに言い添えると、スギやヒノキがないので、花粉症のわたしは症状がまったく出なかったです。